近畿百選、みてある記~近畿の魅力を発信します!~

近畿2府5県(三重・滋賀・京都・奈良・和歌山・大阪・兵庫)を巡ります!

近畿百選⑦ 乗って残そう!関西本線 京都府「笠置駅」

近畿各県の一巡目、トリを飾るのは京都府。今更言うまでもなく見どころ満載のエリアで「京都の達人」も多い中、どこの話をしようかと迷ってしまいます。ケーブルテレビの「旅チャンネル」では「京都よろづ観光帳」なる番組もある。私も時々見て楽しんでいるところです。ということで今回は、あまりスポットの当たらない(失礼)関西本線沿線を取り上げます。大阪と名古屋という大都市を結ぶ、本来であれば「幹線の中の幹線」なのであるが、新幹線や東海道本線近鉄との競合など様々な要因と経緯でマイナー路線にとどまっている。加茂以西大阪方面と亀山以東名古屋方面は電化されて通勤も含めた都市間輸送の役目もあるのに対し、加茂~亀山間は赤字路線ということで存続の危機にさらされているのである。京都府内では「月ケ瀬口」「大河原」「笠置」がこの沿線にあります。このうち「笠置駅」は笠置山やその桜が有名で名所である。そして、この3駅の中ではそれなりに立派な駅舎もある。列車で通過して景色を楽しむだけでも楽しい沿線なのであり、乗り鉄には魅力あるエリアなのである。関西本線の沿線自治体も存続に向けた活動をしていくのであろうが、我々としてもどんどん乗って存続に協力していきたいと思う。そういえば、もう何年も前になるが、首都機能移転が盛り上がった時期があった。確か4つほどの候補地が上がっていたと思うが、近畿エリアからは「畿央地域」が候補であったと思う。おそらく「近畿の中央」という意味であろうが、秀逸なネーミングと思う。文化庁が京都に移転されたが、もしも「畿央地域」に首都機能が移転されていたら、と思わずにはいられない。