近畿百選、みてある記~近畿の魅力を発信します!~

近畿2府5県(三重・滋賀・京都・奈良・和歌山・大阪・兵庫)を巡ります!

近畿百選⑪ 周遊券の思い出 兵庫県「淡路島」

何十年も前、JRでなく国鉄の時代、「周遊券」という大変すばらしい切符があった。ある一定地域までの往復の乗車券とそのエリア内を自由に周遊できる上に、自由に周遊できる区間内は急行や特急の自由席にも乗れるという優れものであった。当時は現在と違って夜行急行も多く走っており、貧乏旅行には最高のパートナーであった。「四国ワイド周遊券」は文字通り四国内を一風できる魅力ある周遊券であった。大阪を出発して鈍行を乗り継ぎ宇野まで行ってそこから宇高連絡船で四国入りした。今では大きな橋がどんどんできてフェリーはどんどんなくなってしまい船旅ファンには寂しい限りであろう。夜行列車をフルに使い四国一周したのであるがその時立ち寄った「淡路島」。よく「何県」といわれるが兵庫県である。ちなみに「小豆島」は香川県。ややこしいな。特段の目的もなかったがせっかく来たからと船で渡ったのである。島に入ってしばしぶらぶらして戻ったから特段の思い出はない。「行ったことがある」というだけの話である。鳴門の渦潮も船で見たが、これは迫力があった。鳴門といえば、名作「ドカベン」で私が一番好きな「犬飼小次郎」は高知県なのに「鳴門の牙」と呼ばれていた。子供心に「なんでやろ?」と思ってクラスでも論争したことがあるが・・・。そんな「ただ単に行ったことのあるだけの島 淡路島」も今ではすっかり様子が変わったようである。もともと見どころ満載の観光できる島であったところ、大きな橋ができて自動車で簡単に行けるようになった。大都市のターミナルから高速バスなどもでており便利なものである。そして「地方創生」のもと某大手企業が本社機能を一部移転すると発表し注目された。リモートワークをはじめ、コロナ禍で色々変わった働き方も後押しし、淡路への若者の移住も増えていくのであろうか?さらなる魅力を加えた「淡路島」今度は単に訪れるだけでなくゆっくりと宿泊し、島の魅力を堪能してきたいと思う。